ビザの発給について

 ソ連の観光ビザは滞在期間が3カ月までとなっているのだけど、のこのこ大使館に出かけていったところで、おいそれと発給してくれるほど甘くはない(事前申請という、仮受け付けはしてくれるらしい)。

3片綴りの1片はソ連入国時に切り取られる
旅行期間に合わせ、
有効期間は4月29日〜5月7日(1日は予備日?)
 まず日本の旅行代理店に行って自分の予定をソ連のインツーリスト(政府観光局とか国営旅行社とか、いろんな日本語訳があるけど、まぁ文字通りの交通公社だ)に流してもらう。すると、受け入れ側の事情もあってすべてこちらの希望通りにいかない場合もあるけど、予定に沿って鉄道や飛行機、ホテルの予約がなされ、すべてOKという回答が来たら代理店にお金を支払う。するとバウチャーというクーポン券が発行される。早い話、国内で言えば一般周遊券を組んで宿も完璧に予約しておくようなものだ。で、このバウチャーを大使館に持って行って見せてようやく本申請ができるというわけ。ビザには訪問を許可した都市名が書かれ、有効期間は旅行の日程に合わせて発給される。
 パック旅行の場合、旅行代理店が手数料を取ってどんどん代行してしまう。そのほうが書類不備などの間違いがないからだ。

 当局にしてみれば、これでソ連国内にいる外国人の誰がどこにいるかが判るという素晴らしいシステムになっている。監視されているようで嫌だと思うかも知れないが、良くも悪くもソ連の旅は安全確実なものである・・・はずなのであるが、「当局の事情」(という名目の単なる手違いだと思う)による突発的なトラブルがあったりして、極端な例だが、我々より一日先行しているツアーが帰りのハバロフスクで我々に追いつかれてしまい、帰国が一緒になってしまった(予定を過ぎても帰ってこないなんて、留守家族はさぞ心配したろうな)。
 あれっ、こうなるとビザの期限は切れてしまうのではないか。延長手続きはどうしたのかと心配しながら自分のを見ると、なんと一日余裕を見て5月7日までになっているではないか。さすがに当局のやることに手抜かりはない。

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